2018-01-01から1年間の記事一覧

美術検定・2級合格に向けてのロードマップ

今回のエントリは、美術検定の2級合格に向けてのざっくりロードマップを自分用にまとめてみました。前回:余裕ぶって力だめしに臨んだら思わぬ部分で返り討ちにあったの巻。 ざっくりロードマップ 一応、少し余裕を持たせて8月末を目処に「改訂版 西洋美術史…

ミケランジェロと理想の身体@国立西洋美術館

ミケランジェロと理想の身体展@国立西洋美術館の感想です。 労基署の帰りに寄ってきました。 平日の閉館1時間半前という滑り込みだったので、混雑はなく快適に観ることができました。閉館時間で強制的にデッドラインを決めると、案外集中力が高まった状態で…

幻冬社大学 『ゴッホのあしあと』刊行記念!原田マハが迫る!ゴッホの新たな人間像とは!?に行ってきました

縁あって、私の大好きな原田マハさんが大好きなゴッホを語るという、なんともスペシャルなイベントに参加することができました!原田マハさんが語る『ゴッホのあしあと』【先着100名限定】<【幻冬舎大学】大人のためのカルチャー講座>幻冬舎編集部 - 幻冬…

【2018年6月時点】2018年これから行きたい展覧会リスト

今回は、私が個人的に気になっている展覧会、これから行けたらいいなリストを作ってみました。 上野近郊 東京国立博物館 特別展「縄文-1万年の美の鼓動」(縄文展)初めはノーマークだったんですけど、雑誌で特集を読んだらちょっと実物を観てみたくなりま…

ヌードー英国・テートコレクションより@横浜美術館

またもや会期ギリギリ芸ですが、ヌード展@横浜美術館に行ってきましたので感想です。最終週の平日ということで、お天気の悪さの割にはそこそこ混んでいたように思います。【ラスト平日4日間限定!】#ヌード展 の閉幕まで残りわずかとなりました。6/24閉幕を…

ゴッホ《ひまわり》と改めて向き合う

土曜日にターナー展@損保ジャパン日本興亜美術館に行った際に、常設されているゴッホの《ひまわり》も観てきました。この作品を観るのは2003年に同館で開催されていた「ゴッホと花」展以来です。 フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》1888年12月頃、損保…

ターナー 風景の詩展@損保ジャパン日本興亜美術館 感想

ターナー 風景の詩展@損保ジャパン日本興亜美術館に行ってきました。オール・ターナーなのでその世界にどっぷり浸ることができます。 東京での会期がそろそろ終わるからでしょうか、土曜の昼時でも結構混んでいました。ターナー展 2018|京都・東京・郡山今…

山口晃『ヘンな日本美術史』感想とこれまでの展覧会いろいろ

今回は、先日日本美術デビューに付き合ってもらった友人が貸してくれた山口晃『ヘンな日本美術史』の感想です。展覧会の感想はこちら。 今回の本の感想は、読みながら思い当たった作品を出来るだけ図版や記事を出しながら書いてみたいと思います。 (章立て順…

ミラクルエッシャー展の感想②講演会とおみやげ

前回の続きです。 講演会のすヽめ 日本側の監修者である熊澤弘氏の講演会に行きたくて1時間前から並んだけれど先客がたくさんいた、と前回書いたのですが、どうやら普通に皆さんエッシャー展そのものをスムーズに観るために並んでたみたいです。なので案外整…

ミラクルエッシャー展の感想①星・風景・水を手掛かりに

ミラクルエッシャー展@上野の森美術館に行ってきました。 この日は監修者の熊澤弘氏による講演会が行われるため、朝から整理券をもらいに頑張って並んできました。ミラクル エッシャー展 公式ホームページ | 見どころやチケット情報などこの本の感想でも書…

参考文献・論文探しのために事典を使う

今回は、個人的な資料や参考文献の収集の方法についてと、ストレングスファインダーで原点思考が3年経っても全く揺らがなかったことを機に開き直って厳つい事典を買いましたという話です。 (読書カテゴリに入れていいのかどうか微妙に迷いました…)ストレング…

ルーヴル美術館展 肖像芸術—人は人をどう表現してきたか

今回はルーヴル美術館展@国立新美術館の感想です。 ルーヴル美術館のコレクションから「肖像」にスポットを当てたキュレーションになっています。珍しく会期2日目という史上最速の早さで行ってきました…が、実は、肖像(画)は歴史的な人物関係がわからないと…

プーシキン美術館展②《睡蓮》&《サント=ヴィクトワール山》

今回は以前から書く予定だった、プーシキン美術館展の目玉作品、モネ《睡蓮》&セザンヌ《サント=ヴィクトワール山》の比較系の話です。それぞれ、最近までやっていたビュールレ・コレクション展と、2016年後半のデトロイト美術館展の作品と比較したいと思い…

東博の常設展で印象に残ったもの

今回は、先日友人にガイドしてもらった名作誕生ー日本美術のつながり展@東博の際に一緒に少しだけ回ってきた本館の常設作品で、印象に残ったものを2作品紹介します。特別展の感想はこちらから。 画面と題名、全てが完璧な六条御息所 上村松園《焔》1918年、…

至上の印象派展 ビュールレ・コレクション@国立新美術館

今回はビュールレ・コレクション展@国立新美術館について。他の展覧会で観てきたいろいろな作品とつながるところ、関連づけて考えたら楽しいんじゃないかな?と思うポイントがたくさんあったのでその辺りを中心に。併せて、「展覧会を観てブログを書く」ことに…

ビュールレ・コレクション展と展覧会を横断的に観る楽しみ

以前はゴッホへの愛をひたすら語る記事にビュールレ・コレクション展の感想をまとめていましたが、ある程度展覧会の記事も溜まってきたため、せっかくなので独立させてみました。 ゴッホのセクションが抜群に良かった件 ゴッホ《種まく人》1888年、ビュール…

【追記あり】増田セバスチャン《Microcosms-Melody-》

今回は展覧会ではなく、久しぶりに友人と出かけた帰りに寄った新丸の内ビルで偶然見かけた増田セバスチャンの作品について。 増田セバスチャン《Microcosms-Melody-》 増田セバスチャン《Microcosms-Melody-》、2018年ドラえもん展の記事でも触れましたが、…

ルドン-秘密の花園展と近況

処方されている薬が効いているのか、ありがたいことに気力がある日が少しずつ増えてきました。 まあ、安定してできることはぬるっと夕方に買い物に行って自分に食事を食べさせるくらいなんですけどね。 相変わらず感情の浮き沈みも激しいですが、何もしない…

ルドンー秘密の花園展@三菱一号館美術館

今回はルドン展@三菱一号館美術館について。 ルドンは個人的にあまり縁がなく、卒論で取り上げた人も周りにいなかったので、今回はブログのために軽めの論文をいくつか読んでみました。ciniiは実に偉大ですね。 「黒の時代」と「幻想」 オディロン・ルドン《…

美術手帖の桑久保徹連載シリーズが面白い

久しぶりに美術絡みのことを。 以前書いた桑久保徹氏の個展「A Calendar for Painters Without Time Sense 1. 3. 4. 5. 7. 8」とその作品について、なんと作者の桑久保氏が1つずつ解説をする連載が美術手帖のwebサイトで始まりました。桑久保徹 連載美術史と…

【5/14修正】展覧会との向き合い方とゴッホへのシンパシー

今回は、展覧会に行くときの個人的な心構えやゴッホへの思いについて書きながら2017年のゴッホ展-巡りゆく日本の夢@東京都美術館を中心にした2017年のゴッホ的ひと活振り返りをしていきたいと思います。※ビュールレ・コレクション展に触れていた部分は改めて…

桑久保徹展@小山登美夫ギャラリー

桑久保徹展「A Calendar for Painters Without Time Sense 1. 3. 4. 5. 7. 8」 1月末に体調を崩してしまい、色々とバタバタしているうちにすっかり機を逃してしまったのですが振り返りを。 行ってみたいと思ったきっかけはTwitterで見かけたこの1枚。 桑久保…

桑久保徹展「A Calendar for Painters Without Time Sense 1. 3. 4. 5. 7. 8」

2018年、遅ればせながらギャラリーデビューをした展覧会です。 行ってみたいと思ったきっかけはTwitterで見かけたこの1枚。 桑久保徹《フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホのスタジオ》、2015(※ギャラリーにて撮影)ゴッホがとても好きで、とにかくこの作…

THEドラえもん展2017ータイムマシンやもしもボックスがなくても

振り返りが全然終わらないですが、早速2018年のひと活初めをしてきました!昨日最終日を迎えた、THEドラえもん展2017です。 シフト制で働いているので展覧会は平日に行くことが多く、混雑にめっきり弱いので、最終日・祝日・家族連れ多数と混む要素しかない…